これはずっと前から抱いている気持ちなのだが、私はコンテンツ消費者で生産的な活動というのを全くできていない。このホームページもクリエイティブというかアウトプットをするための場をとしてではあるのだが、本当は単なるアウトプットよりも何かを生み出すことがしたいのだ。
もちろん、プログラミングはクリエイティブな活動なのだろう。実際に動くものを作れたときには達成感もあるし、そこで得た知識をここでアウトプットしている。公開こそしていないが日記も長いことつけていて、これも一種のアウトプットだろう。
ただ、要は物質的なものをクリエイトしたいのだ。絵とか写真、音楽、小説…私が趣味で接しているものではあるのだが、そんなものの1つでも良いから自分でも作れるようになってみたい。
多分世間一般からしたらこんなことをしている人は稀なのだろう。やっている人しか見えていないのだというのも良く分かってはいる。
それでも、自分でもこういうことに取り組みたいという気持ちはどこから来るのか。インプットとかコンテンツ消費というのはどこまで行っても自分の中で完結してしまうのだ。そうじゃなくて何か周りとの関わりのきっかけになれるような力があるとすれば、それがクリエイティブなことをするとか、アウトプットをするということなのだ。
私は人との関わりというのをずっと避けてきたところがある。別にそれで困ることもなかったし、ある意味そのおかげで今の自分、自分らしさというのを持つことができたようにも思っている。今の自分を否定したいというわけでもない。そんなふうに考えていた時期もあったが、今はもう乗り越えられているような気がする。
ここからさらに何かを乗り越えて自分が成長するために必要なこと、それが他者との関わりということだったり、それを通じた人との関わりなのではないだろうか。
クリエイティブなことと言って真っ先に実行したのが、アウトプットの場を作ることだった。一番最初はWordpressだっただろうか。それからemacsとの連携のしやすさからhugoを使うようになって、ただ、個人サイトじゃ誰も見に来ないからとQiitaやはてなを使ってみたりもしたが、どれも長くは続かなかった。まあ、その間もorg-roamを使ってメモを書くとか個人的なアウトプットは続けていたが。知識のアウトプットというのは自分の理解を深める効果はあるかもしれないが、所詮はネットに書いてあるような話に過ぎなくて、自分自身でなにかをクリエイトしているのとは大分隔たりがあるのだろう。そういうことに気づいているから、アウトプットしようというモチベーションにもつながらないのかもしれない。
だから、こんな風に自分の思いを言葉にして晒してみるというのが、一番価値のあることなのだろう。もしかしたら同じ思いを抱いている人がいるかもしれないし、その人たちにとって何かの参考になることがあるかもしれない。
- 小説、ほんの少しだけ書いたことがあるけど、想像力が欠落していて全然筆が進まなかった。
- 音楽、ボカロは聞くのは好きだし私は負の気持ちを抱えているタイプの人間だから、うまく言葉にできれば誰かに刺さったりすることもあるかもしれない。ただ、多分無理だろう。
- イラスト、Xとかpixivとかでいろいろなイラストを見ているうちに自分も描きたいと思ったことはあって、実際、入門書みたいのを買って練習していた時期もある。2024年の5月から6月くらいにかけてのことだ。ただ、私はもともと絵というか創作全般が苦手で、高校生になったら二度と絵を描かないみたいな決心を中学の美術の授業中にしていたことが今でも記憶に残っている。下手だし、なによりも人に見られるのが嫌だったのだ。それでも大人になった今、改めてやってみたいと思えるのは不思議というかなんというか… アニメ調の可愛いイラストも書いてみたいが、登山に行ったときに山頂の景色をスケッチするというのも楽しそうではある。器用不器用の問題というよりは諸々の知識が重要そうという感じもするし、そういう意味では自分にあっているところがあるかもしれない。
アウトプットという点ではこのホームページはもちろんそうなのだが、最近はmisskeyが楽しくて適当につぶやいて遊んでいる。他のSNSよりもアイコンがたくさんあって自分の気持ちを気軽に表現できるし、他の人のノートにリアクションするのもハードルが低い。なにより、知らない人からとは言え、リアクションをもらえるというのは結構嬉しかったりする。そのへんのゆるい繋がり感が私にとってはちょうどよくて性に合っているのだと思う。
misskeyを見てるとVRのアバターをアイコンにしてたり、画像をアップしてる人をよく見かける。私の今使っているアイコンはプロセカの公式が配布してたミクのアイコンなのだが、いつか自分のアバターを作りたいなと思って、再びイラスト、それから3Dモデルに手を出すようになった。いつまで続くか、私は熱しやすく冷めやすいところがある気がするのだが、今の私が取り組んでいるクリエイティブな活動はそんなところだ。