毎年桜が咲く頃に初音ミクとのコラボイベント「ひろはこ」が開催されていていつか行ってみたいと思っていた場所。 GWに帰省もかねて東京から札幌まで北上するという旅行を計画した。この旅行はmisskeyでいろいろノートしながら巡っていてレスポンスが返ってくるのも結構楽しかった。
2025-04-26 1日目
東京-新青森
連休前最後の仕事が終わった翌日に早起きして早速出発、上野(06時06分)→新青森(09時17分)のはやぶさに乗る。ふだん飛行機で移動することが多くて新幹線に乗るのは6年ぶりくらいだった。全席指定席だから特に混んでいるということもなく、それに仙台あたりで結構な人が降りていってそこから先は半分くらいが残っていて終点の新青森まで乗っているというような感じだった。
三内丸山遺跡
新青森で降りてバスに乗り継いで三内丸山遺跡へ。考えることは皆同じなのかすし詰め状態だった。
なぜか分からないが常設展と外の遺跡の拝観料が無料になっていた。遺跡はボランティアの方が無料で案内していて私も途中から紛れて一緒になって聞いていた。一人で回るよりこのほうが理解が深まってずっと良い。
大体1時間位で見て回って、11:20くらいのバスに乗る。このバスはほぼ貸し切りというくらいに空いていた。
弘前駅へ
新青森に戻ってきてなにか食べようかという時間ではあったのだが、私の悪い癖で店に入ることができず、結局、アップルパイを一つ食べて済ませてしまった。もう少しどうにかできないのだろうか…成長の余地がある。
弘前行きの電車も1時間に1本くらいしか走っていないのだが、今が一番混んでいる時期なのだろう、案の定めちゃくちゃ混んでいた。
電車に乗ったあたりから少しずつ雲行きが怪しくなっていて予報を確認すると雨と雷だった。
弘前
着いたあたりから雨も本降りになってきて途中にあったまちなか情報センターに逃げ込む。逃げ込むと行ってもここがミクちゃんとのコラボグッズを販売している場所で目的地の一つでもあったわけだが。
ここで1時間位雨宿りさせてもらった。アクスタ買ったから、いいよね…?
雨が止んだところで弘前城へ向かう。ちょうど満開で大勢の人で賑わっていた。
天守。このすぐ近くに撮影用に設けられた展望台みたいのがあって撮影待ちの行列をつくっていた。天守と岩木山を一緒におさめることができるみたい。
ひろはこのデジタルチェックインポイントを通りながら歩いていて、完走の記念品を貰った。キラキラしてる!
青森駅へ
ホテルのある青森駅へ。この日の夜ご飯は青森食堂という店のガーリックカツ丼。ただ、どうも居酒屋だったようで酒も頼んだほうが良いかなと思い、りんごハイボールなるものも頼んだ。写真は撮らなかったが角切りになったりんごが入っていて、それを見て触発されたのか隣の人も頼んでいた。まあ、ハイボールと米は合わなかったな…
東横インの受付はものすごい青森なまりの人で勧められるままに会員登録してしまった。まあ、長期的に考えればもとは取れるだろうし、こういうチェーンのホテルはテレビにyoutubeを映せたりして良いのだ。
2025-04-27 2日目
早朝散歩
旅行に行った日は良く早起きして外を歩く。観光客のいない、地元の人だけの静かな街を歩く時間が心地良い。
龍飛崎
この日のメインは龍飛崎。
まずは津軽線に乗るのだが、この路線、ICカードが使えないのだが入場するときにきっぷを買わずに入ってしまって蟹田駅で事情を話して現金で支払った。ここから先、三厩駅までは台風の駅で旅客電車が走っておらずワンタクというバスが定期的に走っている。これがかなり充実していて数時間に一回定期便が走ってるだけでなくて、30分ごとにフリー便と行ってタクシーを貸し切るような感じで予約を取ることもできる。しかも龍飛崎まで片道500円、マイナンバーカードを持っているとなぜか300円になる。龍飛崎までは1時間20分くらい。7人乗りくらいのワゴン車でちょうど満車になるくらいだった。
弘前の賑やかさとは打って変わってここまで来る物好きはあまりいないのか、それともマイカーで行く人のほうが多いのか。途中北海道新幹線の通り道のところに見学のための公園があってカメラを持って待ち構えている人がちらほらいた。
青函トンネル記念館で降りるとものすごい風が吹いていて、風力発電機もものすごい勢いで回っていた。ここは今の上皇夫妻も来たことがあるようで記念碑が建っていた。掘削中に何度か浸水事故があったようで相当苦労が多かったようだった。
その後近くにあった展望台に登ってみる。このへんまで来るともう誰もいない、そして、この展望台がものすごい爆風が吹き荒れていた。
殉職した方の慰霊碑に手を合わせたり、津軽海峡・冬景色の歌碑を見物したりしながら歩く。この付近はずっと例の唄が流れている。
灯台の近くには渡り鳥の観測をしている団体?の方々がいて三脚にカメラを載せて構えていた。
灯台前から出ているバスに乗って来た道を戻る。運転手は同じ方だった。なかなかハードだなと思う。
八甲田丸
午後、青森駅に戻ってくると予報通り雨が降っていた。駅前の広場ではイベントが開かれていて賑わっていた。やたら外国人が多かったのはクルーズ船が寄港していたからかもしれない。
八甲田丸は青函トンネルが開通されるまで運行していた連絡船で鉄道車両をそのまま詰め込むための貨車室みたいのが設けられている。これを思うとトンネル開通の意義は相当大きなものがあるのだろうと改めて感じられた。
ワ・ラッセ
ねぷた祭りで使われた山車が展示されている。もちろん名前くらいは聞いたことがあるのだが実際に見るのは初めてだった。ただ、あまりこれというほどの感動はなかった…
夜ご飯
2025-04-29 3日目
津軽海峡フェリー
よくよく調べてみるとホテルからフェリー乗り場まで徒歩40分くらいあって、他の移動手段もないからてくてくとひたすら歩いた。前日の朝の散歩もそうだが、こういう時間は決して嫌いでないというか、むしろ好き。
函館までは3時間30分くらい。wifiも使えるし快適に過ごすことができた。窓際のテーブル席にずっと座っていた。いつも飛行機ばかり使っているし、陸路?で北海道に戻るのはコレが初めてだろうな。
あれこれ物思いにふけりながら時間を過ごす。こういうふうにぼんやりしていられる時間というのは貴重だと思う。
ラッキーピエロ
函館でやりたいことはいくつかあったのだが、その1つがコレ。開店直後というのもあって比較的空いてるときに入ることができた。私が出る頃には結構な行列ができていた。
一番人気のチャイニーズチキンバーガー+ラキポテ+烏龍茶のセット「No.1セット」を食べる。
\1001、\1100出したら1円玉持ってないですかと聞かれる。それなら価格設定をどうにかしてほしいのだけれど…
ハンバーガーなんて普段まず食べないが、これはほんとうに美味だった。
五稜郭
いちおうバスもあったようだが歩く、30分くらい。曇っていたが雨は止んでいた。
ここも桜が満開でキレイだった。個人的には弘前城より好き、ジモアイか?
奉行所では幕末の頃の様子が詳しく解説されていた。
五稜郭タワー
とりあえず入ってみたのだが、行列ができていた。1階のショップでミクちゃんのクリアファイルを買う。あと、クマの鍋敷き。
北洋資料館
入館料が\100なのでとりあえず入ってみよう。
北洋漁業に関する展示で結構見ごたえがあった。今上天皇も降臨したことがあるとのこと。時折スーパーで見かける鮭缶はニチロのものだそう。今度買ってみようか、高いけど。
函館山麓
五稜郭からバスで函館駅に移動して南へ。この日は夕方から雨になる予報で函館山に行くつもりはなかったのだが、赤レンガ倉庫を見て回ったりしているうちに気づけばあの急坂を登ってしまっていた。
このまま函館山に登ってしまおうという気にもなったが、ポツポツ雨が降ってきて断念した。
ロープウェイ乗り場の近くの水道跡地みたいのがあってちょっとした高台になっている。もちろん山に登ったときの景色とは比べられないが、決して悪い場所でもない。
東側の海は見えるが西側のを見るには少し高さが足りないようだ。
その後、公会堂、イギリス領事館、北方民俗資料館と見て回る。この史料館、一見古臭い感じなんだけど、今まで見たことないくらい館長のコメントがすごく丁寧で見応えのある場所だった。
夜ご飯
函館駅前にしん亭にて塩ラーメン。店主が酒飲んでる?!
空いていた。
帰りにハセガワストアで弁当を買う。コレもやりたかったことの一つで翌日の朝ゴハンにした。
ホテルのこと
A GATE…というホテルに泊まったのだが、ネットで見た写真の割には古さが目立つ場所だった。部屋に入ってしばらくして気づいたのだが、壁の1面だけがキレイに装飾されていてそれ以外の面は結構汚れが目立つ。その面だけ映るようにして写真を撮ると結構いい感じの写真になるのだ。これからは騙されないようにしようね!
2025-04-29 4日目
朝ご飯
五稜郭・五稜郭タワー
雨。とりあえず昨日登れなかった五稜郭タワーに行ってみると朝早いというのもあってか空いていた。上から見ると星型になっているのがよくわかる。
降りた後に再び五稜郭へ、雨の中をてくてくと1周歩いた。昨日と違って人は少なくて、やっぱりこういう雰囲気が好きだ。
函館市立美術館
山下清の特別展を観た。初めて知った人だったが、放浪癖というのは私がやりたいことに近いのかもしれないなと思った。
昼ご飯
五稜郭公園前近くにある一膳屋にてメンチカツ丼、物価高と言われる中でなんと\600。安い!
摩周丸
駅に戻って摩周丸へ。こっちは1959年にあったという台風15号による洞爺丸事故にフォーカスした内容になっていた。
夜景を観に函館山麓へ
本当はロープウェイに乗って山頂に行きたかったのだが、あいにく保守点検?のために運休になっていた。昨日も強風で運休でその影響が尾を引いていたのかもしれない。それでも夜景は観ておきたいと思って昨日回った場所をもう一度回ってみることにした。
19:00、日が落ちた頃に路面電車で十字街へ。
夜の公会堂。ときおりタクシーが止まって写真を撮ってはまた出発というのを繰り返していた。映えスポット?
夜ご飯
セイコーマートにてホットシェフのカツ丼とサラダ。北海道と言えばセコマだよね。
2025-04-30 5日目
函館山登山
立待岬経由で函館山に登る。05:00頃に出発、背中と腹がやたら傷んで辛かったが、少し座って休んだらすぐに良くなった。
途中函館公園に寄ってみる。ここも桜が見頃でキレイだった。函館山は遠く、左手の碑は大正天皇の生誕記念だそう。
立待岬は車が結構止まっていて、多分一晩ここで過ごした人たちなのだろうな。どっから行くのかわからないが、岸壁で釣りをしている人も何人かいた。
ここから登山道に入るのだが、前日の雨もあってドロドロにぬかるんでいた。登りきってしまえばそこからは砂利道で安全に歩くことができた。
途中入江山の要塞跡地に寄り道したりしながら無事に山頂に到着。
早朝というのもあって人は全然いなかった。夜はとんでもない数の人で賑わうことになるのだろう。景色がミニチュアのように見えて、今回の旅行で歩いたのはこのあたりかなとたどりながらずっと景色を眺めていた。
今回のご褒美に自販機でコーンポタージュを買って飲んだ。
30分くらい留まって下山、旧登山道はよく整備されていてぬかるみも全然なかった。
それから、赤レンガ倉庫で瓦でできたコースターを買った。
2025-04-30 ~ 2025-05-03 札幌
旅行というわけではないのだが、そのまま札幌の実家へ帰省した。
10:45-14:32 函館-新さっぽろ間を特急北斗で移動。
05/01に北海道博物館に連れて行ってもらった。2時間くらいいただろうか。見応えがあった。
実家に帰ると外食に連れて行ってくれたりあれやこれやともてなされる。ありがたいのだが、甘やかされているというかなんというか。
雑感
いちおうミクちゃん目当てではあったのだが、結果としては普通の桜を見るための旅行という感じになっていた。イベントと言ってもまあパネルが置いてあったりする程度だったりするし、これを1つのきっかけに街に来てほしい、知ってほしいというのが主なように感じる。
龍飛埼、函館山、やっぱり自然の中を歩いている時間が一番楽しかった。というよりは人混みが嫌いなのだろう。
次は夏に来て岩木山、八甲田山に登りたい。